11月3日の日足チャート
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り、短期トレンドは弱気を示唆しています。短期オシレーターも下落し、モメンタムの低下を示しています。
- 昨日のビットコインは3.5%下落し、終値は1646万円でした。先週後半は移動平均線の上位を回復する場面もありましたが、今週は強く売られる形で取引が始まりました。日足は再度移動平均線を下回り、安値圏を試す動きが見られます。
- オシレーター系インジケーターは、下落傾向で推移しています。CCIは-42まで下落しました。Fisherはマイナス圏で遅行線を下回っています。長期オシレーターのMACDでは売りシグナルが出ました。
- ボラティリティ指数のADX（15）は低位で推移し、トレンドが弱い状態を示唆しています。
- 先週のビットコインは2.6%下落し、上値が重い展開となりました。今週も売りから相場が始まり、下落の流れを引き継いでいます。テクニカル面では弱気トレンド入りを示唆するチャートが形成され、今週も下落方向への動きに警戒です。幸いボラティリティの上昇は見られないため、まだ相場の調整局面の範囲に収まっています。一方、10月の安値近辺である1500万円台まで下落する動きがあれば、本格的な下落トレンド入りが示唆されます。足元では不安定な値動きとなり、短期の買いポジションには注意が必要です。
- 価格は14EMA（1691万円）を下回り弱気示唆です。53EMA（1701万円）は横ばい推移しており、長期トレンドは中立です。一目均衡表の雲は先行スパン1（1714万円）が先行スパン2（1725万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformが弱気圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（-42）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-0.7）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。遅行線のTrigger（-0.3）を下回り、売りシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-84206）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。遅行線のSignal（-72944）を下回り、売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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