BTC100万円回復 半減期前、最後の追い上げか

7日のビットコイン(BTC)対円相場は8.8万円高(+ 9.11%)の106.3万円と上伸。週明けより終値ベースでジリ高となっていた相場はこの日急伸し、節目の100万円を2月25日ぶりに回復した。ボラティリティーの低下しやすい東京時間のこの日の相場は、99万円を挟み込む展開となり様子見ムードが広がった一方、この日発表された米失業保険関連の指標が予想を下回ると、相場は上値追いに転じ、今朝方には一時107万円をタッチした。米コインベースのBTC対ドル相場は、昨日の上昇で心理的節目の10000ドルを2月18日ぶりに終値で回復した。
4月30日に相場が100万円をタッチした時点でオーバーシュートを懸念していたが、間近に迫る半減期と下振れ基調が続く米国の雇用関連指標がBTC相場の支えとなっている模様だ。BTCはハッシュレートとディフィカルティーも過去最高値付近の水準で推移しており、暗号資産(仮想通貨)におけるファンダメンタルズも安定している。テクニカルでは、三役好転の示現と上昇バンドウォークが継続しており上昇トレンドが示唆されるが、RSIが80%を超えており、いつ調整で相場が押してもおかしくない状態と言えよう。半減期を目前に根強い買い支えが入りそうだが、相場の過熱感に鑑みるに、残り4日間の上値余地は限定的か。









