BTCはタカ派FOMCも下げ渋る 材料出尽くしで買い戻し

16日のビットコイン(BTC)円は1176万1066円から取引が始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、様子見ムードが広がるなか、相場は多少上下しつつも、米国時間まで方向感に欠ける展開となった。FOMCでは市場の予想通りに25ベーシスポイント(bp)の利上げが決定されたほか、経済見通し(SEP)のドットプロットでは年内あと1回の利上げ予想が示された。ウォーシュFRB議長は会合後の記者会見で、必要に応じてさらなる引き締めの可能性も排除しない姿勢を示し、FOMCは全体的にタカ派的な内容となった。尤も、FOMC通過後のBTCは乱高下の末、反発。戻りは限定的となったが、終値は1189万0778円と続落を免れた。


FOMCでは懸念していた通り年内あと1回の利上げが示唆されたものの、会合通過後もFF金利先物市場では12月の利上げ確率が50%程度にとどまっており、市場はドットプロットを額面通りには受け止めていないと言えよう。また、短期金利やドルが急騰する一方、米株や金(ゴールド)の下落は限定的となっており、FOMCはタカ派的ではあったものの、想定していたほど市場にとって大きなサプライズではなかったとみられる。こうしたなか、BTCはFOMC通過後に反発しており、目先では材料出尽くし感から買い戻しが優勢となる可能性がある。加えて、オプション市場では7万5000ドルにポジティブガンマが蓄積しているほか、高値レンジ下限となる7万5500ドルを終値ベースで維持したことで、同水準周辺では底堅さも意識されよう。尤も、米国債市場では短期金利を中心に上昇し、イールドカーブのベアフラット化が進んでいるため、金融環境は依然としてBTC相場の重石となり得る。買い戻しが続いたとしても上値余地は限定的とみており、本日はこれまで高値レンジで揉み合いがみられた7万7000ドル台(≒1200万円〜1217万円)を回復できれば御の字と言えよう。



PDFリンク
bitbank Report 2026/09/17:BTCはタカ派FOMCも下げ渋る 材料出尽くしで買い戻し











