BTCは前日の上げ幅を解消 米景気見通しに振り回される

6日のビットコイン(BTC)円は1604万7419円から取引が始まった。東京時間序盤に相場は上下に振れるも、取引材料に乏しいなか、終盤にかけて前日の反動から小甘く推移し、欧州勢参入後には1580万円まで下落した。その後、10月のチャレンジャー人員削減数が市場予想を大幅に上回ると、一時は利下げ期待を背景に1590万円まで戻すも、再び米景気の先行き不安から米主要株価指数が軒並み下落し、米国時間中盤には1536万円まで連れ安となった。ただ、オプション市場で建玉が集中する節目の10万ドル(≒1529万円)周辺では下げ止まり、終盤には小動きに転じた。引け後も動意に欠ける展開が続き、終値は1553万8401円と、前日の上げ幅を完全に吐き出した。


米景気への見通しに振り回され、米主要株価指数は前日の反発から反落し、BTCもこうした米株市場の動きに引っ張られている格好だ。直近の米国市場の動きから鑑みるに、足元の状況ではFRBによる利下げよりも米景気の先行きの方が注視されていると言え、今夜の米ミシガン大学調査には注目が集まる。ただ、昨日も指摘の通り、オンチェーンデータからBTCの短期の売りは相応に進んだと言え、昨日のナスダックのように今週の安値を終値ベースで切り下げるほど売り込まれる公算は低いと見ている。10万ドル割れ目前の水準で推移しているが、節目の水準より下では安値拾いの買い支えが入りやすいだろう。












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