BTCは上ヒゲを付け小幅反落 窓埋めするにも難しい状況

27日のビットコイン(BTC)円は1751万5430円から取引が始まった。東京時間は週末からの上昇の流れが続き確りと推移し、終盤には1780万円まで戻した。しかし、欧州勢参入後には戻り売りが優勢となり、上げ幅を吐き出した。米国時間序盤には、米主要株価指数が揃って史上最高値を更新するなか、一時は1770万円まで戻すも、目立ったヘッドラインもないなか終盤からは再び売り優勢となり、史上最高値からの半値戻し11万5000ドル(≒1753万円)を割り込んだ。米国市場引け後もジリ安に推移し、今朝方には1750万円の維持に失敗。終値は1742万4130円となり、日足では長い上ヒゲを付け、上値の重さを印象付けた。


米主要株価指数の連日の高値更新にも関わらず、BTCの上値は重く、CMEのBTC先物の下窓や、半減期サイクルにおける上昇フェーズの折り返しが意識されている可能性が指摘される。今週はFOMCと米中首脳会談通過後の事実確定売りに注意したいと指摘したが、週末の上げ幅を吐き出し、CMEの窓埋めを達成すれば、イベントに向けてちょうどいい押し目を形成することになるだろう。ただ、窓は早めに閉じた方が安心ではあるが、窓埋めのために足元の水準から3000ドル(≒46万円)ほど下落するにも、FOMCでの利下げと米中首脳会談での関係改善は既にお膳立てができており、材料的に難しいと言え、本日のBTCは底堅い推移となりそうだ。












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