BTCはアルトETFの事実売りに連れ続落 窓埋めは達成ならず

28日のビットコイン(BTC)円は1742万4130円から取引が始まった。東京時間は小動きで始まり、終盤にかけては弱含みに推移するも、売り一巡後には切り返し、1740万円を維持した。米国時間に入ると、民間の住宅価格指数の下振れや消費者信頼感指数の低下を受けて、相場は1770万円まで上昇した。一方、この日はソラナ(SOL)、ライトコイン(LTC)、へデラ(HBAR)の現物ETFが米国で上場したが、事実売り気味にアルトコインに売りが入り、BTCも一時1740万円近辺まで反落した。その後は株高に支えられ1760万円まで戻すも、米国市場終盤にかけて売り優勢となり、引け後には1711万円まで下落。終値は1720万1089円となった。


昨日も米主要株価指数が史上最高値を更新するも、BTCは上値の重い展開となった。ETFが上場したアルトコイン銘柄の事実売りに連れて、BTCは奇しくもCMEの窓を埋めに行く展開となっているが、窓を閉じ切るまでは依然として2000ドル(≒30万円)ほどの値幅が残っている。他方、本日はいよいよFOMC最終日となる。先週末のCPIの伸び鈍化によって利下げはほぼ完全に織り込み済みと指摘され、大きな焦点としてはQT(量的引き締め)の停止と言えよう。利下げに対する事実売りには警戒しつつ、CMEの窓埋めには期待できるか。仮にQTの停止が今月の会合で決定されれば、売り一巡後の反発も期待できるだろう。



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bitbank Report 2025/10/29:BTCはアルトETFの事実売りに連れ続落 窓埋めは達成ならず









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