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暗号資産(仮想通貨)用語集
暗号資産(仮想通貨)関連用語をわかりやすく解説
BIP0039
BIP39は主にHDウォレット(BIP32)と組み合わせて使うことが想定されたプロトコルで、ウォレットの秘密鍵をユーザーが安全に保管するために考案されました。
秘密鍵は256bitから512bitのバイナリで出来ており、普通の人には覚えることができず、書き写すにしても間違えやすくPCやスマートフォンにデータを保存する以外の選択肢がありませんでした。これを解決したのが、BIP39です。BIP39で標準化されたプロトコルに準拠すると、12〜24ワードの英単語で構成されたニーモニックコードからHDウォレットのマスターシードを生成することができます。これによって、ユーザーは自分のウォレットの秘密鍵をPCやスマートフォンで生成したまま放置せず、紙に書き写し、ハードウェアウォレットに移すことでデバイスから秘密鍵を分離できます。
つまり、インターネットを通じたハッキングによる秘密鍵の盗難や、デバイスの故障による紛失からビットコインを守ることができるようになったのです。一方で、ウォレットによってはBIP39に準拠していない独自規格のものもあり、どのウォレットでも同じニーモニックコードが使えるというわけではないことに注意が必要です。