DOGE(ドージ)コインの買い方を解説!将来性や今後の価格予想も
DOGE(ドージ)コインは2021年に価格が数十倍になったことで、話題になった暗号資産(仮想通貨)です。2021年当時は仮想通貨としての評価が低く、海外取引所でしか購入できませんでした。しかし、現在は通貨としての機能が評価され、投資家からの需要も増えたため、国内でも購入できる取引所が増えています。
今回の記事ではDOGEコインの特徴やメリット、デメリットを中心に解説します。
DOGEコインの特徴
まずは、DOGE(ドージ)コインとはどのような通貨なのか確認しましょう。
- DOGEコインはネタをモチーフに作られた仮想通貨
- ビットコインとライトコインがベース
- 発行枚数に上限なし
- イーロンマスク氏の発言で価格上昇した経験あり
DOGEコインはネタをモチーフに作られた仮想通貨
DOGE(ドージコイン)はもともと、インターネットミーム(インターネットで話題になった画像)をもとに作られた仮想通貨です。ミーム(ネタ)として作られたため、社会的意義のあるプロジェクトではありませんでしたが、投げ銭などで利用されるようになりました。
DOGEコインの概要は以下のとおりです。
通貨記号(ティッカーシンボル) | DOGE |
時価総額 | 約1.3兆円 |
1DOGEあたりの価格 | 8.80円 |
時価総額ランキング | 10位 |
発行上限 | 上限なし |
取引開始日 | 2013年12月 |
※2023年10月時点
参考:CoinMaketCap
ミームコインと呼ばれるジャンルは高騰しても、最終的には価格が大きく下落して、上場廃止になるパターンが多いです。一方、DOGEコインは時価総額10位以内にランクインするほど、人気の仮想通貨となっています。
ビットコインとライトコインがベース
DOGE(ドージ)コインは、ビットコインとライトコインの技術を参考に作られています。
銘柄 | 誕生年 | 特徴 |
ビットコイン | 2009年 | ・世界で初めて誕生した仮想通貨 |
ライトコイン | 2011年 | ・ビットコインの次に誕生した仮想通貨 |
DOGEコイン | 2013年 | ・ビットコインとライトコインを参考に作られた仮想通貨 |
参考:bitbank「BTC(ビットコイン)とは」「LTC(ライトコイン)とは」「DOGE(ドージコイン)とは」
DOGEコインはただのネタコインとは違い、デジタル通貨としての機能にも期待されています。
発行枚数に上限なし
DOGEコインは発行枚数に上限がありません。ベースとなるライトコインとビットコインと比較してみましょう。
銘柄 | 発行枚数 |
DOGEコイン | なし |
ビットコイン | 2,100万枚 |
ライトコイン | 8,400万枚 |
参考:bitbank「BTC(ビットコイン)とは」「LTC(ライトコイン)とは」
ビットコインとライトコインは発行上限が決められており、希少性が高いです。ただ、市場に出回る通貨を調整できないので、価格変動が大きくなってしまいます。
一方、DOGEコインは発行上限がないため、価格が上がりすぎた場合、市場に出回る枚数を増やして価格調整できます。そのため、価格の変動を抑える機能が備わっています。
イーロンマスク氏の発言で価格上昇した経験あり
DOGEコインは過去にイーロンマスク氏がドージコインを匂わせる画像のツイートをして、価格を上昇した経験があります。
2021年2月14日のツイートでは「ur welcome(どういたしまして)」という文章とともに、イーロン氏が犬を持ち上げている画像が投稿されました。イーロン氏はドージコインの誇大広告で利益を受け取ったとして、投資家から裁判を起こされた経歴もあります。
DOGEコインを購入するメリット
DOGEコインはネタをモチーフに作られたコインでありながら、通貨としての役割が高いです。ここでは、DOGEコインを購入するメリットを紹介します。
決済スピードが速くて使いやすい
DOGEコインはライトコインがベースになっているため、決済スピードが速く使いやすいです。
暗号資産の決済スピードは、ブロックチェーンの「ブロック生成時間」によって決まります。DOGEコインのブロック生成時間は、ビットコインと比べて約10倍速いです。
手数料が安い
DOGEコインも仮想通貨の一種なので、取引手数料は安いです。さらに、DOGEコインは他の仮想通貨と比べて1コインあたりの価格が安いため、投げ銭などにも利用されています。
手数料が安く、通貨としても使いやすい点がDOGEコインの魅力です。
決済通貨としての機能性が高い
DOGEコインは決済スピードが速く手数料も安いため、通貨としての機能性が高いです。さらに、他の通貨と違い発行上限がないので、価格変動も少なく安定しています。
例えば、DOGEコインは「DogeMarket」というネットショッピングで決済手段として使われています。話題性だけでなく、実用性がある点もDOGEコインのメリットです。
DOGEコインのデメリット
DOGEコインにはメリットもあれば、デメリットも存在します。ここでは、DOGEコインのデメリットを紹介します。
発行枚数に上限はなく価格が上がりにくい
DOGEコインは発行枚数に上限がないため、他の仮想通貨と比較すると価格が上がりにくいです。例えば、ビットコインの上限は2,100万枚と決まっているので、買いたいと思う人が増え続けると、価格も際限なく上昇し続けます。
一方、DOGEコインのように発行上限がない場合、価格が上昇しても発行枚数を増やせるため、価格変動を抑える機能があります。DOGEコインで利益を狙っている方にとっては、デメリットといえます。
価格変動の激しいタイミングがある
DOGEコインはイーロンマスクなど著名人の発言で一時的に高騰すると、下落する傾向にあります。そのため、話題性に惹かれて購入してしまうと、元本割れしてしまうかもしれません。
ただ、DOGEコインは発行上限枚数が決まっていないため、基本的に価格は安定しています。投資初心者の方は話題性に乗らずに、まずは少額から購入してみましょう。
DOGEコインの買い方を3ステップで解説
基本的にDOGEコインは国内取引所で取り扱っています。今回はbitbankを例に、DOGEコインの買い方を3ステップで解説します。
- 取引所の口座開設をする
- 口座に入金する
- DOGEコインを購入する
ステップ1.取引所の口座開設をする
まずは、以下の手順で口座を開設しましょう。
- メールアドレスを入力
- アドレスに送られたリンク先にアクセスし仮登録
- 必要事項を入力
- 契約締結前交付書面に同意後、ボックスにチェックをいれて「利用開始ボタン」をタップ
- 携帯電話番号でSMS認証設定
- 二段階認証設定で完了
口座開設時には本人確認書類が必要です。「マイナンバー」「運転免許証」など、写真のついた本人確認証を用意しましょう。画面の案内どおりに口座開設を進めれば、数分で完了します。
ステップ2.口座に入金する
口座開設が終了したら、以下の手順で日本円をbitbankの取引口座に入金します。
- メニューをタップ(アプリの場合右下)
- メニューの「入金」をタップ
- 表示されたページ内で、「JPY日本円」をタップ
- 振込先銀行を確認し入金(振込先銀行は、GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行のみ)
ステップ3.DOGEコインを購入する
口座を開設して入金が終わったら、早速DOGEコインを購入しましょう。今回は、bitbankアプリでの購入方法を解説します。
1.メニュー下の取引所を選択後「DOGE/JPY」をタップ
2.注文画面に飛んだら「注文」をタップ
3.購入したい金額を入力し、注文をタップ
※今回は成行買い
4.注文内容の確認画面をチェックし「実行」をタップ
以上でDOGEコインの購入手続きは完了です。購入確定時に数量が間違っていないか確認しましょう。
DOGEコインを購入するときの注意点
DOGEコインは魅力的なコインですが、購入する際の注意点を理解しないと、思わぬ損失を被るかもしれません。DOGEコイン特有の注意点を確認しましょう。
確実に利益が出るわけではない
DOGEコインは将来性に期待できる仮想通貨ですが、購入すれば確実に利益が出るわけではありません。そもそも100%勝てる投資法は存在しません。仮に存在したとしても、詐欺商材やツール販売の可能性が高いです。
利益を出す確率を高めるためにも、DOGEコインの価格変動や最新ニュースをチェックして、都度売買の判断する癖をつけましょう。
国内取引所での取り扱いが少ない
DOGEコインは海外取引所でしか購入できませんでしたが、最近は知名度も上がり投資家からの需要が高くなってきたため、国内取引所でも購入できるようになりました。
とはいえ、国内取引所は上場審査が厳しく海外取引所と比べると、まだまだ取り扱っている場所は少ないです。DOGEコインの今後に期待しましょう。
ミームコイン全体の価値が下がる可能性もある
ミームコインは急激な価格上昇がある一方、全ての通貨が価値のあるプロジェクトとは言いきれません。そのため、再び仮想通貨バブルが発生しても、ミームコイン全体の価値が下がる可能性も考えられます。
DOGEコインの機能性は市場から評価されていますが、ミームコインとしてのイメージが強い側面もあります。ミームコイン全体の価値が下がったときの対策として、DOGEコインのチャートは都度チェックしておきましょう。
DOGEコインによくある質問
最後に、DOGEコインに関するよくある質問を紹介します。
- DOGEコインと柴犬コインの違いは?
- DOGEコインで億り人になった実績はある?
- DOGEコインは1通貨あたりいくら?
DOGEコインと柴犬コインの違いは?
人気のある犬系コインとして「柴犬コイン(SHIB)」が投資家の間で話題となっています。DOGEコインと柴犬コインは開発者も異なるため、まったくの別物です。
一方、犬をモチーフにしたミームコインかつ、イーロンマスク氏のツイートで価格が高騰するなどの共通点も存在します。
DOGEコインで億り人になった実績はある?
DOGEコインの売買で億り人になった人は存在するかもしれません。これまで価格推移を見ると、2021年に短期間で数十倍の価格変動を記録しているため、売買タイミングによっては大きな利益を上げています。
ただ、価格が急に暴落するリスクも潜んでいるため、損失リスクを加味しながらDOGEコインで取引しましょう。
DOGEコインは1通貨あたりいくら?
2023年10月現在、DOGEコインは10円台を推移しています。AIによる将来の1DOGE価格予想は以下表のとおりです。
西暦 | 平均価格(1ドル=150円と仮定) |
2024年 | 0.14ドル(21円) |
2025年 | 0.20ドル(30円) |
2026年 | 0.30ドル(45円) |
2027年 | 0.43ドル(64.5円) |
2028年 | 0.62ドル(93円) |
2029年 | 0.87ドル(130.5円) |
2030年 | 1.30ドル(195円) |
参考:PricePrediction「DOGE Price Prediction」
AIによると、7年後のDOGEコイン価格は約20倍になると予想されています。あくまでも参考値ですが、DOGEコインを購入する際の参考にしてみてください。
DOGEコインの買い方を理解して購入してみよう
DOGEコインは2021年に数十倍の価格上昇を経験し、投資家から注目を浴びた仮想通貨です。当初は海外取引所でしか取引できなかったDOGEコインですが、現在では投資家から機能性や実用性が評価され、国内取引所でも取り扱われるようになりました。
本記事で紹介した「DOGEコインの買い方」を参考にして、DOGEコイン取引を始めてみましょう。