BTCは高値レンジ維持も上値重い 米PPI上振れなら下方リスク

9日のビットコイン(BTC)円は1204万1369円から取引が始まった。連日の売りが一服するなか、東京時間はジリ高に推移し、一時は前日の下げ幅を奪回した。しかし、ドル建てで節目の8万ドルを目前に上値の重さが意識され、欧州勢参入後には利益確定売りが上値を圧迫した。米国時間には、米財務省が長期国債買い戻しオペの規模を60億ドルにすると発表したものの、これが一部の市場予想を下回ったほか、次回以降については最低40億ドルに据え置く方針を示したことから失望感が広がり、BTCは東京時間の上げ幅を吐き出した。終値は1203万6746円とほぼ変わらずだった。


本日は8月の米卸売物価指数(PPI)の発表を控えており、いよいよ今週のメインイベントに差し掛かる。市場予想では、総合指数とコア指数のいずれも、前月比、前年比ともに伸びが加速する見通しとなっている。仮に市場予想通りの結果となれば、インフレ圧力の根強さが意識され、米短期金利には上昇圧力が掛かるとみられるほか、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ観測も一段と強まろう。また、結果が市場予想を下回った場合でも、コア指数の伸びが加速すれば基調的なインフレ圧力への警戒感が残り、利上げ観測が強まる可能性には注意が必要だ。こうした金利上昇はBTC相場にとって逆風となりやすく、足元で高値圏の揉み合いを続けるドル建て相場についても、高値レンジ下限の下抜けには警戒したい。7万5000ドル台の維持に失敗すれば、8月の上昇幅を急速に縮小する展開が視野に入る。



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bitbank Report 2026/09/10:BTCは高値レンジ維持も上値重い 米PPI上振れなら下方リスク













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