BTCは週明けから上伸で11万ドルタッチ サークル急騰に連れ高

9日のビットコイン(BTC)円は1527万2000円から取引が始まった。東京時間は1530万円周辺で小動きに終始するも、海外時間に入るとリミックスポイントやストラテジーのBTC追加購入を受けて上昇。更に、米国の時間外取引でサークルが30%ほど急伸すると、BTCは上値を追う展開となり、1560万円まで上昇した。米国時間には米証券取引委員会(SEC)のアトキンス委員長がBTCのセルフカストディを支持する発言をした他、DeFiの規制緩和にも意欲を示し、BTCは1570万円に浮上。また、トランプ氏が自身が所有するテスラを手放さないと発言したことでテスラが急伸し、BTCも連れて1590万円まで上昇した。終値は1589万3711円となった。


週末にアップルやエアBNBがステーブルコインの導入を検討していると報じられたことで、週明けからサークルが急騰を演じ、BTC相場の支援材料となった格好だ。米消費者物価指数(CPI)を待たずしての相場上昇は想定外だったが、ドル建てBTC相場は節目の11万ドルにタッチしており、目標達成感がある。テクニカル的な過熱感はなく、特段の売り材料も視界に入ってこないが、週末のオプションカットに向けて11万ドルでのマグネット効果が発生する可能性がある他、明日には米CPIも控えており、本日のBTCは上昇一服となりやすいとみている。



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bitbank Report 2025/06/10:BTCは週明けから上伸で11万ドルタッチ サークル急騰に連れ高