7月4週の週足
- ビットコインの今週の週足は現在、0.01%下落しほぼ横ばい推移となっています。一時283万円まで下落しましたが、昨日、強く反発し現在は308万円まで回復しました。先週は7.0%上昇し3週連続の陽線となりましたが、約2ヶ月平均となる8EMAを上回ることはできませんでした。340万円近辺のレジスタンスに上値を抑えられる形となりました。
- 週足チャートは、足元で底堅く推移し安値を切り上げています。一方、長期では昨年11月から下落のトレンドラインを形成しています。テクニカル的な反転を確認するには、週足が移動平均線の上位に浮上する必要があります。現在はまだ弱気なチャートが形成されていると言えます。
7月27日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を上回り強気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIとMACDがプラス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、7.2%上昇した陽線を記録し、終値は312.5万円でした。昨日はFRBの政策金利発表があったため荒い値動きとなりました。ビットコインは発表直後に買われ、急騰しました。価格は短期移動平均線の上位を回復しました。
- オシレーター・インジケーターは短期で反転しています。CCI（48）は上昇しプラス圏を回復。Fisherは本日ゴールデンクロスが発生しています。昨日、デスクロスの可能性があったMACDは、これを回避し反転しました。
- ボラティリティ指数のADX（19）は小幅に下落しています。相場のトレンドが弱い状態にあることを示しています。
- ビットコインは昨日の上昇により移動平均線を上回り、強い値動きが見られました。下落傾向にあったオシレーターも反転の兆しを見せており、モメンタムの回復を示しています。
- 現在のビットコインは底堅い値動きとなり、先週の高値近辺の320万円に近づいています。短期的にはいい流れになっていますが、先週の高値では利益確定の売りも予想され注意が必要です。ADXもまだトレンドが弱い状態を示しており、レンジブレイクからの大きな上昇を想定しづらい相場状況です。
価格は短期移動平均線の14EMA（301.0万円）を上回り強気示唆です。長期移動平均線の53EMA（314.6万円）は下落しており、長期トレンドは弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（302.2万円）が先行スパン2（329.3万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 強気バイアス・シグナル：価格が14EMAの上で推移
- 強気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がプラス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス域で推移
- 強気バイアス・シグナル：MACDがプラス域で推移
Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI（48）はプラス域で推移しており強気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-0.3）はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger（0.0）を下回り、売りシグナルが出ています。
- 強気バイアス・シグナル : MACD（28601）はプラス域で推移しており強気示唆です。Signal（15660）を上回り、買いシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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