7月3週の週足
- 今週のビットコインは強い値動きが見られます。現在のところ11%上昇した陽線を記録しています。先週は1%の上昇と小幅な値動きでしたが、2週連続の陽線となりました。今週の週足も陽線になる可能性が高く、3週連続陽線が見えてきました。
- 週足は現在、約2ヶ月平均線となる8EMA（318万円）を僅かに上回り推移しています。このまま3月以来となる移動平均線の上位へ浮上できるか注目です。一方、350万円から360万円近辺にはレジスタンスがあり、上値が重くなることが予想されます。さらに長期では、現在の週足が下落のトレンドラインからかなり乖離しており短期では上昇していますが、大局的な下落トレンドに変化はありません。
7月20日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を上回り強気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがプラス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、0.6%下落した陰線を記録し、終値は321万円でした。昨日は前半に底堅い値動きが継続しましたが、330万円を超えた辺りから上値が重くなり、終値にかけて売られました。長期移動平均線の53EMAの上位は維持しました。
- オシレーター・インジケーターは全て上昇しています。CCIは190の高水準で推移。Fisherはプラス圏で上昇中です。MACDは今週プラス圏を回復し、上昇が継続しています。
- ボラティリティ指数のADX（22）は小幅に上昇しています。短期で上昇トレンドが発生していることを示しています。
- 昨日のビットコインは3日ぶりの陰線を記録し下落しました。日足もドージキャンドルとなり弱気のローソク足をとなりました。オシレーター・インジケーターは上昇が継続し、モメンタムの回復を示しています。
- ビットコインは現在、利益確定の売りが発生し、上値が重くなってきています。昨日は弱気な動きが見られ、短期の上昇トレンドが終了に向かっている可能性があります。今後は押す展開が予想されます。14EMAが推移する300万円近辺までの下落は想定すべき範囲です。
価格は短期移動平均線の14EMA（296.0万円）を上回り強気示唆です。長期移動平均線の53EMA（317.6万円）は下落しており、長期トレンドは弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（296.1万円）が先行スパン2（329.3万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 強気バイアス・シグナル：価格が14EMAの上で推移
- 強気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がプラス域で推移
- 強気バイアス・シグナル：Fisher Transformがプラス域で推移
- 強気バイアス・シグナル：MACDがプラス域で推移
Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI（190）はプラス域で推移しており強気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher（1.8）はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger（1.3）を上回り、買いシグナルが出ています。
- 強気バイアス・シグナル : MACD（24782）はプラス域で推移しており強気示唆です。Signal（-47429）を上回り、買いシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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