Weekly Technical Analysis:重要な350万円のサポート割れから下落が加速、投資家の投げ売り発生か

6月4週の週足

今週のビットコインは小幅な値動きとなり、現在0.6%下落した陰線を記録しています。価格は300万円を割り込み275万円近辺で推移しています。先週は22.4%の下落となり2週連続で陰線を記録しました。週足は2ヶ月間平均となる8EMAを4月2週目から下回り、上値が重い展開が続いています。
ビットコインの週足は先週、2021年から続いた350万円付近のサポートを完全に割り込み下落が加速しました。次の大きなサポートは200万円となり、最悪のシナリオとして、この価格帯まで下落することを想定する必要性が出てきました。
取引量をみると先週は約1年ぶりの高さとなり、多くの投資家の投げ売りが発生したものと考えられます。長期の下落トレンドに変わりはありませんが、先週の大きな下落の影響で短期では価格の反発も予想されます。

ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り弱気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがマイナス域で推移しており、これをコンファームしています。
日足は、3.8%下落した陰線を記録し、終値は271.6万円でした。昨日は価格が280万円まで上昇する場面がありましたが、終値にかけて売られました。底堅く推移するも上値が重い展開が続いています。
オシレーター・インジケーターは短期で上昇しています。CCIは-76まで回復しました。Fisherは現在、マイナス域で上昇中です。MACDは遅行線を下回っていますが、下落が落ち着いてきています。テクニカルは短期のモメンタムの回復を示唆しています。
ボラティリティ指数のADX（40）は上昇しており、弱気トレンドの発生を示しています
ビットコインの値動きは徐々に底堅くなり、一時の大きな下落は見られなくなりました。テクニカル・インジケーターも上昇しており相場の流れは短期で上向きつつあります。先週まで売られすぎた影響から現在は、売り手側に売り疲れが見られます。現在は底値を掘る力はな様子で、相場は短期で底堅く推移することが予想されます。

価格は短期移動平均線の14EMA（305.2万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（375.5万円）は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（303.3万円）が先行スパン2（378.0万円）を下回り弱気示唆です。

弱気バイアス・シグナル　:　CCI（-76）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
弱気バイアス・シグナル　:　Fisher（-1.7）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger（-2.3）を上回り、売りシグナルは出ていません。
弱気バイアス・シグナル　:　MACD（-346060）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal（-293277）を下回り、売りシグナルが出ています。

Weekly Technical Analysis:重要な350万円のサポート割れから下落が加速、投資家の投げ売り発生か