Weekly Technical Analysis:大荒れの今週は2021年からの安値を割り込み一時200万円台へ突入
6月3週の週足

- 今週のビットコイン週足は現在のところ15%下落した陰線となり、300万円近辺で推移しています。2週連続の陰線となる可能性が高く、継続的な売りが見られます。週足は、4月2週から2ヶ月間移動平均線となる8EMAを下回った推移が続いています。
- ビットコインは昨年の最高値779万円から引いたトレンドラインを切り下げ続けています。長期の弱気トレンドが発生しており、このトレンドラインを上抜けるまで強い上昇トレンドへの回帰は難しいでしょう。
- 今週の週足は、2021年からの安値を更新しサポートラインを割り込みました。チャートはかなり弱い形となっています。今週の週足がこのサポートラインを割り込んだまま安値圏で終値を終えると、来週以降も高値が重くなる展開が懸念されます。今週の週足終値は非常に重要なテクニカルポイントとなります。
6月15日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り弱気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがマイナス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、1.3%上昇した陽線を記録し、終値は303.5万円でした。昨日は一時価格が271万円まで下落し今年の最安値を更新しました。しかし売りは続かず終値にかけて買い戻される展開となりました。下ひげを付けた日足陽線となりました。
- オシレーター・インジケーターは下落基調が続いています。短期オシレーターのCCIは反発し、-217で推移。Fisherは遅行線を下回るも下落幅が減少しています。長期オシレーターのMACDは遅行線との差が開いています。テクニカルは、全体的に弱気のモメンタムの継続を示唆しています。
- ボラティリティ指数のADX(28)は上昇しており、弱気トレンドの発生を示しています。
- 昨日のビットコインは9日振りの陽線となり反発しました。上昇幅こそ小さかったものの、長い下ひげを付けた日足となり安値圏では買い戻しが入りました。テクニカルは弱気示唆を維持もCCIのような短期では反発の兆しも見られます。
- 価格は移動平均線の下位での推移が続いていますが、かなり下に乖離した状態となり売られすぎ感も出てきました。昨日の日足で示されたように安値圏では底堅い値動きもあり、短期では300万円より下は買い支えられる可能性が高いでしょう。

価格は短期移動平均線の14EMA(359.3万円)を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA(406.3万円)は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1(345.0万円)が先行スパン2(400.3万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Fisher Transformがマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス域で推移

Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI(-217)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher(-1.7)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger(-1.2)を下回り、売りシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD(-218372)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal(-126112)を下回り、売りシグナルが出ています。










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