Weekly Technical Analysis: 先週の高値415万円が上値が重い展開、短期の買いも長くは続かず
6月2週の週足

- 今週の週足は先週に引き続き底堅い値動きが見られ、現在は406.4万円で推移しています。先週は6週間ぶりの陽線となり4.2%ほど上昇しました。対ドルでも10週間ぶりの陽線となりました。
- 底堅い値動きが見られる一方、週足はまだ約2ヶ月間平均となる8EMAの下位を維持しています。短期的に反発しているものの、強気の値動きとは言えないでしょう。
- ビットコイン週足は足元の360万円から330万円のサポート近辺では底堅い値動きが見られます。しかし値動きは移動平均線を超えるほどの買い需要は戻っておらず、まだ油断はできない状況です。再度安値を試す展開になると、サポートを割り込み売りが加速する可能性が高まります。週足では買いポジションに注意が必要な状況に変わりがありません。
6月8日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を上回り強気トレンドを示唆し、オシレーターのCCとFisherがプラス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、1.7%下落した陰線を記録し、終値は405.6万円でした。昨日は小幅に下落し、やや売りが強い相場となりました。移動平均線の上位を維持も先週の高値近辺では、買いが続かない様子です。
- オシレーター・インジケーターは緩やかに上昇しています。CCIは高値を維持も徐々に下落し始め111で推移。Fisherは遅行線を上回り、続伸しました。MACDはマイナス域での上昇が続いています。テクニカルは短期で上昇しモメンタムの回復を示しています。
- ボラティリティ指数のADX(24)は下落しており、ボラティリティの低下と共に下落トレンドの停滞を示しています。
- 今週始めは買いが先行していたビットコイン相場ですが、先週の高値415万円を明確に超えることができていません。オシレーターは上昇していますが超短期のCCIは下落しており、テクニカルの観点から価格下落への懸念材料となっています。
- ビットコインは高値圏ではしっかり利益を確定する動きが見られ、まだ上値を継続的に追っていくまでの買い需要は戻っていないようです。このまま高値を越えられない状況が変わらなければ、再度安値を試す展開になるでしょう。日足でも引き続き下落へ警戒感を持つ必要があります。

価格は短期移動平均線の14EMA(396.5万円)を上回り強気示唆です。長期移動平均線の53EMA(424.6万円)は下落しており、長期トレンドは弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1(393.7万円)が先行スパン2(446.5万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 強気バイアス・シグナル:価格が14EMAの上で推移
- 強気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がプラス域で推移
- 強気バイアス・シグナル:Fisher Transformがプラス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス域で推移

Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI(111)はプラス域で推移しており強気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher(0.9)はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger(0.7)を上回り、買いシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD(-38231)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal(-104093)を上回り、売りシグナルは出ていません。










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