Weekly Technical Analysis:短期の上昇はすでに終了か?再び底値350万円割れリスク上昇
6月1週の週足

- 6月1週の週足は、現在のところ3.2%上昇した陽線となっています。一時415万円を回復しました。これまで5週連続で陰線を記録していたため、久々の陽線となるか注目です。ビットコインは週始めに強く買われ約9%の上昇を記録していましたが、週中に入ると上値が重くなりすでに長い上髭を付けています。
- 週足は依然として約2ヶ月間の移動平均線(8EMA)を下回り推移しています。4月2週目から8EMAの下位で推移し、弱いプライスアクションが継続しています。
- 長期的には昨年11月から高値を切り下げるトレンドラインが形成されています。このまま高値の切り下げが行われると、足元のサポート(350〜330万円)を割り込む懸念が高まります。
- サポートを割り込むと200万円台へ下落する危険性が大幅に上がるため注意が必要です。週足チャートは現在の相場が下落トレンドの最中であることを示しており、未だトレンド転換の兆しはみられません。
6月1日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を上回り強気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIとFisherがプラス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、5.2%下落した陰線を記録し、終値は387.6万円でした。昨日は今週のこれまでの流れが変わり、強く売られました。短期の移動平均線の上位はなんとか維持したものの、弱いプライスアクションがみられました。
- オシレーター・インジケーターは短期的に上昇していましたが、頭打ち感が出てきました。昨日200を超えていたCCIは81まで下落。本日からプラス域を回復したFisherは上昇幅が減少しています。遅行線を上回り、上昇が続くMACDも上昇幅が縮小しています。テクニカルは上昇のモメンタムが減退していることを示しています。
- ボラティリティ指数のADX(33)は高水準で推移するも足元で下落しており、下落トレンドが停滞し始めていることを示しています。
- 今週のビットコインは14EMAを上回り強い値動きがみられていましたが、400万円より上位の価格維持にかなり苦戦している様子です。オシレーターも上昇幅が鈍くなっており、日足チャートは上値が重い展開になっています。
- 現在の相場は戻り売りや短期の利確売りにより下落圧力が高まっています。先週末からの上昇は短期で終えた可能性があり、再度、間近安値の360万円を試す動きに注意が必要です。

価格は短期移動平均線の14EMA(387.5万円)を上回り強気示唆です。長期移動平均線の53EMA(432.0万円)は下落しており、長期トレンドは弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1(396.6万円)が先行スパン2(446.5万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 強気バイアス・シグナル:価格が14EMAの上で推移
- 強気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がプラス域で推移
- 強気バイアス・シグナル:Fisher Transformがプラス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス域で推移

Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI(88)はプラス域で推移しており強気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher(0.2)はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger(-0.2)を上回り、買いシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD(-147494)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal(-218310)を上回り、売りシグナルは出ていません。










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