5月4週の週足
- ビットコインの5月4週目の週足は、現在のところ2.4%下落しており5週連続の陰線を記録する可能性があります。先週は4.4%下落した陰線を記録しました。現在、価格は400万円の下位で定着し始めています。今週の週足は約2ヶ月間の平均となる8EMAを大きく下回り、弱いプライスアクションが継続しています。
- ビットコインの週足は長期でみて、昨年11月から高値を切り下げ続けています。売り圧力が相場をコントロールしていることを示しています。このまま上値が重い相場が続けば、昨年夏の安値近辺の330万円を試す展開が予想されます。
- 週足チャートでは、明確な弱気トレンドが発生しておりまだ底打ち感はありません。今週はすでに一時的に先週の安値を割り込む動きも見られ、売り圧力が継続しています。週足では下落トレンドが継続し、価格の下落に警戒が必要です。
5月25日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーター（CCI、Fisher、MACD）がマイナス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、0.09%下落した陰線を記録し、終値は375.4万円でした。昨日は小幅な値動きとなり、一昨日と価格がほぼ横ばいでした。ここ2週間ほどは調整相場となりレンジでの動きが継続しています。
- オシレーター・インジケーターは短期で上昇傾向にあります。CCIは-56まで上昇しました。Fisherは昨日、遅行線を上回りゴールデンクロスが発生しました。MACDは4日前にゴールデンクロスが発生し、上昇しています。テクニカルは短期でモメンタムの回復を示しています。
- ボラティリティ指数のADX（39）は高値圏で推移し弱気トレンドの発生を示しています。足元でADXは下落しており、下落トレンドの勢いはやや落ちてきています。
- 日足チャートは価格の調整が行われていますが、移動平均線の下位での推移が継続しています。強い反発はまだ見られません。
- 価格が横ばい推移しているため、インジケーターは上昇しています。モメンタムはやや回復傾向にありますが、まだトレンドが反転したシグナルは出ていません。大局的には下落相場ですが、短期では次の動きがあるまでポジションが取りづらい相場となりそうです。
価格は短期移動平均線の14EMA（389.4万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（446.6万円）は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（404.9万円）が先行スパン2（461.1万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス域で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（-56）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-1.1）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger（-1.1）を上回り、売りシグナルは出ていません。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-273499）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal（-297127）を上回り、売りシグナルは出ていません。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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