3月1週目のビットコインの週足は、木曜日現在507.7万円で取引されています。約2ヶ月間の平均となる8EMA（指数平滑移動平均線）の上位で推移しています。このまま週足が確定すれば4週間ぶりの陽線が記録され、昨年11月4週目以来、初となる8EMAを上回ります。先週は一時400万円を割り込む場面がありましたが、400万円以下では強い買いが入り反発しました。1月の安値を切り上げる形となり、今週は上昇のモメンタムが戻りつつあります。
現在のビットコインは520万円から530万円のレジスタンスに上値を抑えられている状況です。こちらは2月の高値となっており、先月は超えることができずに一度安値を試す展開に発展しました。昨年7月以降の上昇トレンドと現在のチャートを比べると、安値を切り上げ8EMAを回復するというチャートパターンが同じです。レジスタンスを抜けると本格的な上昇トレンドが発生する可能性があり、非常に重要なラインと言えるでしょう。
3月2日のビットコインの日足終値は、14日移動平均線を上回り強気トレンドを示唆し、全てのオシレーター（CCI,Fisher,MACD）がプラス域で推移しており、これをコンファームしています。
昨日のビットコインは0.4%下落した陰線を記録しました。ここ2日間で16%ほど上昇していた反動から短期の売りが発生しました。終値は507.7万円でした。
オシレーターは上昇傾向にあり、CCIは107で推移。昨日プラス域を回復したFisherは上昇が継続。MACDも昨日、プラス域へ突入しました。
ADX（21）は下落しており、弱気トレンドが後退しています。
ビットコインの値動きは、日足が14日移動平均線を上回り、強いプライスアクションをみせています。昨日は強く売られる場面もありましたが、底堅く推移しました。
オシレーターは今週に入り、上昇のモメンタムが回復しています。昨日、MACDがプラス域を回復したことで全てのオシレーターが強気示唆になりました。テクニカルは今後も相場が底堅く推移することを示しています。
現在のビットコインチャートは、非常に強い状態となり大きな下落を懸念する必要はない状況です。530万円を超えることができれば、更なる上昇が期待されます。長短期の移動平均線のゴールデンクロスも間近となり、今後もチャートは強気に進んでいくことが予想されます。
昨日のビットコイン（BTC）の日足終値は、前日から0.4%下落した507.7万円でした。価格は14EMA（471.7万円）を上回り強気示唆です。53EMA（481.2万円）は横ばい推移で長期トレンドは中立です。一目均衡表の雲は先行スパン1（461.1万円）が先行スパン2（453.6万円）を上回り強気示唆です。
Trending Signal
・強気バイアス・シグナル：価格が14EMAの上で推移
・強気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がプラス域で推移
・強気バイアス・シグナル：Fisher Transformがプラス域で推移
・強気バイアス・シグナル：MACDがプラス域で推移
Centered Oscillator Signal
強気バイアス・シグナル : CCI（107）はプラス域で推移しており強気示唆です。
強気バイアス・シグナル : Fisher（0.9）はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger（0.3）を上回り、買いシグナルが出ています。
強気バイアス・シグナル : MACD（27298）はプラス域で推移しており強気示唆です。Signal（-33211）を上回り、買いシグナルが出ています。
この記事の著者
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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