BTC週次分析|BTCは調整色強まる、オンチェーン需給改善が下支え
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今週の値動き

今週のビットコインは、1256万円近辺から取引を開始しました。週初は比較的高値圏で推移していましたが、週前半から売りが優勢となり、上値の重い展開となりました。価格は24時間移動平均線(24EMA)を下回る時間帯が増え、短期的には弱気の値動きが意識されました。
その後も売り圧力は継続し、昨日には1200万円を下回る場面がありました。心理的な節目である1200万円を割り込んだことで、先週までの上昇基調に対する調整色が強まっています。買い戻しが入る場面も限定的で、下落後の反発力はまだ弱い状況です。
足元では1180万円台まで下落しており、価格は引き続き24EMAを下回って推移しています。移動平均線を明確に回復できない限り、戻り売りが出やすい地合いが続くと考えられます。短期的には、まず1200万円台を回復できるかが焦点となります。
デリバティブ市場
3カ月先の先物価格乖離率
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3カ月先の先物価格と現物価格の乖離率は、足元で4.7%程度で推移しています。先週は一時5%を超える水準まで上昇しましたが、直近では小幅に低下しており、先物市場の過熱感はやや落ち着いています。
一方で、乖離率は依然として高い水準を維持しています。これは、先物市場では引き続き将来的な価格上昇が一定程度織り込まれていることを示しています。現物価格が1200万円を下回る場面がある中でも、先物価格のプレミアムが大きく崩れていない点から、中期的な先高観はまだ残っていると考えられます。
ただし、足元ではビットコイン価格の上値が重くなっています。価格が24EMAを下回り、1200万円を割り込む動きとなる中で、乖離率が高水準を維持している場合、先物市場の強気姿勢と現物価格の弱さにややズレが生じている可能性があります。
オンチェーンデータ
短期投資家MVRV

短期投資家MVRVは、足元で1.1近辺まで上昇しています。これは、短期投資家の平均取得価格に対して現在価格が上回っており、短期保有者のポジションに含み益が出ている状態を示しています。8月中旬以降の急騰によって短期投資家の損益は大きく改善しており、市場心理も一時的に改善したと考えられます。
一方で、現在の水準は今年の中でも高い水準となっています。短期投資家の含み益が拡大すると、上値では利益確定売りが出やすくなります。今週のビットコインは1200万円を下回る場面があり、価格が高値圏で伸び悩む中で、短期勢による利確売りが相場の重しになっている可能性があります。
短期MVRVが高止まりしている間は、価格が反発しても戻り売りが出やすい状況です。特に、1300万円近辺のレジスタンスを突破するには、短期投資家の利確売りを吸収できるだけの現物買いやETF経由の資金流入が必要になります。
全体として、短期投資家MVRVは相場の過熱感を示す指標として慎重に見たい局面です。短期投資家の含み益が大きい状態では、上昇トレンドの継続には買い需要の強さが重要になります。今後は、利確売りをこなしながら1200万円台を回復できるか、また1300万円に向けた買いが継続するかが焦点となりそうです。
長期投資家ポジション変化
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長期投資家に保有されるBTCの量は、足元で反転の兆しが見られます。8月にかけて同指標は大きく低下していましたが、直近では下げ止まりから回復する動きとなっており、長期目線の投資家が徐々に買いを入れ始めている可能性があります。
ビットコイン価格は、8月中旬以降に1000万円近辺から大きく反発しました。この値動きによって、1000万円近辺を中期的な底値圏と見る投資家が増えていると考えられます。長期投資家のポジションが改善していることは、短期的な投機需要だけでなく、中長期の保有需要にも回復の兆しが出ていることを示唆しています。
足元では価格が1200万円を下回る場面もあり、短期的には上値の重い相場となっています。ただし、長期投資家の保有量が反転し始めている点は、下落局面で買い支えが入りやすいことを示す材料です。押し目が形成された場合には、長期投資家による買いが入り、相場の底堅さを支える可能性があります。
取引所保有BTCの推移
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取引所が保有するBTC数量は、足元で減少傾向となっています。8月中旬以降、価格が大きく上昇した後も取引所保有BTCは低下しており、取引所からBTCがネット流出していることが示唆されます。これは、売却を目的としたBTCの取引所流入が弱まり、現物市場の需給が改善している可能性を示しています。
一般的に、取引所保有BTCの減少は、投資家がBTCを外部ウォレットへ移動している可能性を示します。売却待ちのBTCが減ることで、戻り局面での売り圧力は低下しやすくなります。足元では価格が1200万円を下回る場面もありましたが、オンチェーン上では売り圧力が強まっているというよりも、むしろ現物需給の改善が続いていると考えられます。
また、長期投資家のポジションに反転の兆しが見られている点も、取引所保有BTCの減少と整合的です。長期目線の投資家が再びBTCを蓄積し始めている場合、市場に出回るBTCは減少しやすく、下落局面でも買い支えが入りやすくなります。
全体として、取引所保有BTCの減少は相場にとってポジティブな材料です。4年サイクルにおける下落トレンドは、1000万円近辺で底打ちした可能性が高まっています。ただし、短期的には価格が24EMAを下回り、1200万円を割り込んでいるため、上値の重さには注意が必要です。今後は、取引所保有BTCの減少が続く中で、価格が1200万円台を回復できるかが焦点となります。
ETF動向
米国現物ETFのネットフロー
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米国現物ETFのネットフローを見ると、9月の月初には大きめのプラスフローが確認されました。月初の資金流入は、機関投資家による買い需要が一定程度残っていることを示しており、ビットコイン相場の下支え材料として意識されます。
一方で、月初にまとまった流入があったにもかかわらず、ビットコイン価格は高値を大きく更新する動きにはつながりませんでした。これは、ETF経由の買い需要が入っている一方で、高値圏では利益確定売りや戻り売りも強く、買いが売り需要を十分に上回れていないことを示唆しています。
足元ではマイナスのフローも確認されており、ETF経由でも売りが出始めています。8月中旬のように一方向で資金が流入する状況ではなくなっており、現物ETFの需給はやや不安定になっています。価格が1200万円を下回る場面があったことも、ETFフローの鈍化と整合的です。
まとめ
- 価格は24時間移動平均線(24EMA)を下回って推移しており、短期的には弱気の値動きです。まずは1200万円台を回復できるかが焦点となります。
- 3カ月先物の乖離率は4.7%程度で推移しており、先物市場では一定の先高観が残っています。一方で、価格の上値が重くなっているため、高い乖離率を維持できるかには注意が必要です。
- オンチェーンでは、長期投資家ポジションに反転の兆しが見られ、取引所保有BTCも減少傾向です。現物需給は改善しており、下落局面では買い支えが入りやすい地合いも残っています。
- 来週は、1200万円台を回復できるかが重要です。短期では弱気の値動きが続いていますが、オンチェーン需給の改善が続けば、押し目では買いが入りやすい展開も想定されます。



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