BTC週次分析|強い値動き続く一方、デリバティブ市場は慎重姿勢

今週の値動き

- 今週のビットコインは4月6日の1102万円から取引が始まりました。週末から上昇していた流れが継続し、週初も底堅い動きとなりました。火曜日に一時押す場面がありましたが、水曜には反転し高値を更新しました。週後半の金曜日になっても高値を維持、今週は久々に強い相場となりました。金曜日の夜の相場も現在の1140万円近辺の価格を維持できれば、来週以降に1200万円のレンジ高値を試す展開に期待です。
今週のデリバティブ市場
1.無期限先物取引の資金調達率

ビットコインの無期限先物取引における資金調達率(FR)は、足元でマイナスで推移しています。今週は価格が上昇していますが、投機勢の買いは入っていません。積極的に買われる水準にはないと判断されています。
2.先物取引価格乖離率

- FR同様に3ヶ月先の先物取引市場も買いは強くないようです。現在は2%を若干上回る水準となり、ここ1ヶ月間では最も低い水準となっています。イラン情勢を含めてマクロ環境の不透明感から、この先の相場の上昇を予想するトレーダーは少ないことを示しています。
3.先物取引量

- 先物市場の取引量は先細り傾向となっています。指標は30日間の平均値となっていますが、1月の下落前の相場と同水準にまで低下しています。レンジ相場となっていることからも様子見姿勢のトレーダーが多いようです。相場の盛り上がりはみられませんが、短期ではショートポジション比率が高まっていることから、上値を試す展開は十分に考えられます。
今週のオンチェーン
1.マイナーネットポジション

- マイナーが保有する現物BTCの数量は上昇傾向となっています。マイナーのポジションは徐々に積み上がっており、強い売り需要は今の価格帯では出てきていません。足元の相場の底堅さのサポート要因となっている可能性があります。
2.長期投資家ポジション変化

- 長期で保有されているビットコインの数量は、現在横ばいかやや低下しています。価格が1000万円近辺で取引されている時から上昇に転じ始めましたが、現在は買いの勢いが落ちてきているようです。相場の下支えには長期投資家のポジションが継続的に上昇する必要があるでしょう。
まとめ
- 今週のビットコインは、週初から底堅い推移となり、水曜日以降は高値を更新するなど、久々に強さが目立つ展開となりました。一方で、デリバティブ市場では資金調達率や先物乖離率、取引量の水準からも、投機筋の強気姿勢はまだ限定的で、市場全体が本格的な上昇局面入りを織り込んでいる状況ではないといえます。オンチェーンでは、マイナーの売り圧力が落ち着いていることが相場の下支え要因となる一方、長期投資家の買いにはやや鈍化も見られます。足元は需給改善による底堅さが意識されるものの、1200万円のレンジ上限を明確に試すには、投資家心理のさらなる改善が必要となりそうです。












