7月11日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIとMACDがマイナス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、3.3%下落した陰線を記録し、終値は274.5万円でした。ビットコインは昨日も続落し3日連続の陰線を記録しました。2日連続で3%ほど下落したため、短期移動平均線を下回りました。週始めは弱い値動きが目立ちました。
- オシレーター・インジケーターは短期で下落傾向にあります。CCI（-5）はマイナス圏へ突入しました。Fisherではデスクロスが発生し、下落し始めました。MACDは引き続きマイナス圏で遅行線を上回り推移。
- ボラティリティ指数のADX（29）は続落し、トレンドが弱い状態を示しています。
- ビットコインは先週末の流れが継続し、上値が重い展開となりました。間近安値を試す動きが見られます。オシレーターも短期で下落が目立ち、モメンタムの悪化を示しています。
- 短期では下落傾向が目立つビットコインですが、相場全体では250万円〜300万円のレンジでの推移が継続しています。ADXも下落しており、弱気トレンドの弱体化を示しています。今後も相場は調整局面となる可能性が高く、レンジで推移するでしょう。レンジ下限付近では買い戻される動きが予想されます。
価格は短期移動平均線の14EMA（282.1万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（326.1万円）は下落しており、長期トレンドは弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（277.1万円）が先行スパン2（329.3万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス域で推移
- 強気バイアス・シグナル：Fisher Transformがプラス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス域で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（-5）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher（0.9）はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger（1.4）を回り、買いシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-105034）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal（-156392）を上回り、売りシグナルは出ていません。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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