Weekly Technical Analysis:米国株式と連動性が強くなるビットコイン、長期で価格低迷の可能性
5月3週の週足

- 今週もビットコイン相場は上値が重い展開となっており、現在のところ約8%ほど価格が下落しています。300万円台での価格推移が定着し始めています。先週は、長い下ひげを付けた週足でしたが、最終的に9%下落した陰線を記録しました。今週も陰線が濃厚になっており、4週連続の陰線を記録する可能性が高いです。
- 週足は5週間前から約2ヶ月の平均となる8EMAを下回り推移しています。移動平均線を下回った後、相場は下落トレンドが明確化しています。現在、ビットコインは340万円近辺の昨年夏にサポートされた価格帯を試す展開となっています。この価格帯を割り込むと長期的には200万円まで下落する可能性が高くなります。
- 先週は350万円近辺から強い反発を見せましたが、週足チャートは、ビットコインを今は買うべきではないことを示しています。ここ数ヶ月間、ビットコインは米国株式の価格推移との相関性が強くなっています。利上げ局面にあるアメリカでは株式が軟調な値動きとなっており、ビットコインにもこの流れが波及しています。ファンダメンタル的にも長期でビットコイン価格が停滞する可能性を示唆しています。
5月18日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーター(CCI、Fisher、MACD)がマイナス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、6.8%下落した陰線を記録し、終値は366.9万円でした。昨日は売りの流れが加速し、価格は再度安値を試す展開となりました。
- オシレーター・インジケーターは、短期で上昇していましたが昨日から反転する様子が見られます。CCIは小幅に下落し84で推移しています。Fisherは本日からデスクロスし始めています。MACDは遅行線を下回り、下落が続いています。インジケーターはモメンタムの悪化を示唆しています。
- ボラティリティ指数のADX(38)は上昇しており、弱気トレンドの発生を示しています。
- ビットコインの日足は短期移動平均線の上位に浮上することに苦戦しています。400万円近辺に強いレジスタンスがあり、上値が重くなる価格帯です。昨日からオシレーターも反落し、下落の流れが再燃しています。
- 今週前半は価格調整が入り底堅く推移していたビットコインですが、現在は戻り売りが発生しています。安値を試す展開となり、下落に注意が必要です。

価格は短期移動平均線の14EMA(409.9万円)を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA(467.3万円)は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1(419.3万円)が先行スパン2(468.6万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Fisher Transformがマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス域で推移

Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI(-84)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher(-1.2)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger(-1.5)を上回り、売りシグナルは出ていません。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD(-340998)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal(-302280)を下回り、売りシグナルが出ています。










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