5月15日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーター（CCI、Fisher、MACD）がマイナス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、4.1%上昇した陽線を記録し、終値は405.3万円でした。週末は底堅い値動きとなり、週中に強く売られ反動で買い戻されました。現在は3日連続の陽線を記録し足元で買い需要が強い状況です。
- オシレーター・インジケーターは短期で上昇しています。先週-200まで下落したCCIの現在の値は-84です。Fisherも3日前にゴールデンクロスが発生しています。長期オシレーターのMACDは遅行線の下位で推移が続いていますが、下落の勢いが落ちています。インジケーターは足元のモメンタムが回復していることを示しています。
- ボラティリティ指数のADX（35）はまだ上昇しており、弱気トレンドの継続を示唆しています。
- ビットコインの日足は短期的に買われ反発を見せていますが、価格は移動平均線の下位を維持し、まだトレンド転換のサインは出ていません。ADXも上昇基調を維持しており、トレンドの転換には下落方向へのボラティリティの減少を確認する必要があります。
- ビットコインは昨日の終値で上値が重くなると予想される400万円台を回復しました。移動平均線付近の420万円付近はかなり強い売り圧力となるでしょう。一時的な買い戻しの流れが減速すると再度安値を試す展開が予想されます。
価格は短期移動平均線の14EMA（425.4万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（477.6万円）は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（426.8万円）が先行スパン2（468.6万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス域で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（-84）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-2.4）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger（-3.0）を上回り、売りシグナルは出ていません。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-337570）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal（-269007）を下回り、売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
.jpg&w=3840&q=70)
.jpg&w=3840&q=70)