今年も残すところ1週間程度となっており、先物取引所では来年の6月に限月を迎える先物がリリースされ始めている。下記のチャートを見てもわかるように限月までの期間が長い先物ほど高い価格で取引されており、いわゆる「コンタンゴ」の状態だ。Coinbaseでは、ビットコインは現在5.1万ドル程度で取引されているが、Bybitの6月限の先物価格は5.23万ドルだ。現物より先物価格が1230ドルほど高く取引されており、トレーダーは来年の価格上昇を折り込んでいる。
最近リリースされたBybitの6月限の先物価格は5.31万ドルで取引されている。現物価格より2100ドルほど高値で取引されている。先物価格は高値で取引されているものの、現物価格から大きく乖離しているわけではなく、多くのトレーダーは控えめな価格の上昇を予想している。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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