5月29日の日足チャート
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を上回り短期トレンドは強気を示唆していますが、短期オシレーターは下落しており、モメンタムの停滞を示しています。
- 昨日のビットコインは0.7%下落し、終値は1068.3万円でした。2日連続でマイナスとなりました。日足は移動平均線を上回っていますが、上値が重い展開となっています。
- オシレーター系インジケーターは、足元で下落基調です。CCIは50まで下落。Fisherは遅行線を下回り、下落しています。MACDは遅行線を上回っていますが、このままの推移が続くと今週末にもデッドクロスする見通しです。
- ボラティリティ指数のADX（23）は下落し、トレンドが弱い状態にあることを示しています。
- 昨日の相場は小幅ながら下げる展開となりました。今週は月曜日に上昇しましたが、火曜日と水曜日に下落し、週次も僅かにマイナスとなっています。先週同様に週中にかけて上値が重い動きが見られます。日足は移動平均線の上位で推移し、チャート自体は底堅い一方、足元の高値1100万円近辺では利確売りに押される展開となっています。オシレーターは短期で下落し、ボラティリティも上昇していないことから、高値を更新していく相場は想定しづらい状況です。値幅も小さくなっているため、相場に次の動きがあるまで様子見姿勢も必要でしょう。
- 価格は14EMA（1061.9万円）を上回り強気示唆です。53EMA（1015.8万円）は上昇しており、長期トレンドも強気です。一目均衡表の雲は先行スパン1（1057.2万円）が先行スパン2（1001.4万円）を上回り強気示唆です。
Trending Signal
- 強気バイアス・シグナル：価格が14EMAの上で推移
- 強気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がプラス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル：Fisher Transformがプラス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル：MACDがプラス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI（50）はプラス圏で推移しており強気示唆
- 強気バイアス・シグナル : Fisher（0.3）はプラス圏で推移しており強気示唆。Trigger（0.8）を下回り、 買いシグナルは出ていません。
- 強気バイアス・シグナル : MACD（243192)はプラス圏で推移しており強気示唆です。Signal（226652）を上回り、買いシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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