金融市場全体のモメンタム低下か、ビットコイン久々に1000万円割れ
4月2日の日足チャート
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーターは下落しており、モメンタムの低下を示しています。
- 昨日のビットコインは5.8%下落し、終値は998.2万円でした。久々に1000万円を割り込む動きとなりました。先週まで高値を目指す動きから一転し、今週は売られる展開となっています。昨日は移動平均線も下回りました。
- オシレーター系インジケーターは短期でマイナスに突入するものも出てきました。CCIは約10日振りにマイナスとなり-24で推移。Fisherでは昨日デッドクロスが発生しました。長期オシレーターのMACDは3月15日以降、遅行線を下回り、下落が続いています。
- ボラティリティ指数のADX(24)は下落しており、強気トレンドの弱体化を示唆しています。
- 今週のビットコインは非常に弱い展開となっており、2日連続の陰線を記録しました。昨日も終日値動きは弱く、相場は下方向への動きを強めています。ADXを見る限りは、今週の下落は価格調整の範囲です。長期で見ると950万円から1080万円のレンジでの推移となっています。高値を超えられなかったことから、今後は950万円の足元安値を試しにいく展開が予想されます。今週は株式市場も下落しており、金融市場全体のモメンタムが弱まっています。ビットコインの値動きは金融市場の動きと一致しており、安易な押し目買いには注意が必要です。価格が上昇した際は戻り売りが発生しやすい相場状況です。
- 価格は14EMA(1036.2万円)を上回り強気示唆です。53EMA(935.5万円)は上昇しており、長期トレンドも強気です。一目均衡表の雲は先行スパン1(1020.9万円)が先行スパン2(901.0万円)を上回り強気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がマイナス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル:Fisher Transformがプラス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル:MACDがプラス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI(-24)はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher(1.4)はプラス圏で推移しており強気示唆です。Trigger(2.3)を下回り、 買いシグナルは出ていません。
- 強気バイアス・シグナル : MACD(287190)はプラス圏で推移しており強気示唆です。Signal(353930)を下回り、買いシグナルは出ていません。