ビットコイン6日続落 ハッキング連発で上値トライ失敗
3日のビットコイン(BTC)対円は、複数のソラナ(SOL)系ウォレットへのハッキングによる不正流出が報じられる中、対ドルで200週線の走る22,873ドル(≒306.6万円)を割り込むも、対ドル相場が前日安値でサポートされダブルボトムを打つと上昇に転じた。ただ、直近数日間でBTC相場のレジスタンスとなっている23,500ドル水準の315万円周辺で上値を抑えられると、元中国系で現在スイスに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引、ZB.comがハッキングを理由に顧客の入出金を停止したとの報道が今朝方転がり込み、BTCは急反落を演じ上げ幅を解消、終値は小幅に下げ6日続落となった。


昨日は米ISM非製造業景況感指数が市場の予想に反して改善したほか、支払価格指数が低下し物価上昇ペース鈍化が示唆され、BTCにとっては追い風となってもおかしくない内容だったが、複数のハッキング事件勃発に市場が動揺した模様だ。もっとも、ハッキングによる市場への影響は一時的なムードスイングに止まることが殆どで、基本的には物価上昇ペース鈍化による9月からの米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ幅縮小期待を背景に、BTC相場は底堅い展開を想定している。BTCの対ドル相場は、足元、直近安値でサポートとして機能している22,750ドル(≒304.6万円)近辺まで押しており、目先では一旦下げ止まるか。













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