BTC、ジリ高基調に終止符 米雇用統計に注目
3日のビットコイン(BTC)対円相場は65,417円(1.55%)高の4,289,331円。この日は概ねマイナス圏での推移が続いたが、朝方にかけて値を戻し、終値ベースではほぼ横ばいとなった。
大幅に下振れ、マイナスとなったADP雇用レポートや、Facebookを手がけるMetaの損失を嫌気した時間外での株価急落により、2日のBTC相場は430万円から420万円まで一段安となり、先月23日から続いたジリ高基調に終止符を打った。
3日の相場も英・欧中央銀行のタカ派姿勢が相場の重石となり、欧州序盤に417万円近辺まで下落。NY寄付きまで相場は戻りを試すも、Metaの業績への失望感から米株の下落に連れ安となり、再び417万円割れを試した。一方、NY引け後の米株先の反発に今度は連れ高となっており、プラス圏で終値を付けた。


ADPの下振れで金融引き締め姿勢が緩和するかと指摘したが、結果は非農業雇用者が前月比で-30万人と、オミクロン変異株の経済への影響が懸念される格好となった。こうした中で本日は米労働省が発表する雇用統計の発表を控えている。市場予想では、失業率は3.9%の横ばい、雇用者数は前回の19.9万人から15万人と増加ペースの鈍化が見込まれている。
雇用回復ペース鈍化となれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が過度にタカ派的な舵取りをする可能性が後退するとみていたが、ADPの結果を受けて市場は景気に対して神経質になっているか。いずれにせよ、雇用統計直前は警戒感から相場は上値を重くしやすいため、結果に加え、今回は市場が反応するのを待つのが無難だろう。













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