BTCハッシュレート急反落 相場は「雲のねじれ」を通過
24日のビットコイン(BTC)対円相場は183,547円(3.38%)安の5,242,531円。
東京時間のこの日の相場はV字推移。朝方から暗号資産(仮想通貨)市場全体的に利食いが入ったが、BTCは535万円で綺麗に反転上昇し下げ幅を奪回し、50,000ドル(≒548.8万円)に肉薄した。しかし欧州時間に入り540万円台前半で小甘く推移すると、一時180 Ehash/sまで回復したハッシュレートの急反落が嫌気され売りが膨らみ、相場は530万円付近まで下落。対ドルで節目48,000ドル(≒527万円)絡みで一時下げ止まるも、終値にかけて一段と押し、同水準の維持に失敗した。

月曜日の米PMIが景気回復ペースの鈍化を示唆する結果となったが、米国での新たなワクチン承認を手掛かりに今週はリスク選好度が上向いている。昨日はマイクロストラテジーのBTC追加購入や、Citiがシカゴマーケンタイル取引所のBTC先物市場参入承認待ちという報道もあったが、BTCは50,000ドルにタッチした達成感やハッシュレートの頭打ちで上値を重くしている格好だ。
テクニカルの側面では、BTCの対円相場は、流れが変わりやすいと言われる一目均衡表の「雲のねじれ」を通過した。ボリンジャーバンドもスクイーズ(バンド幅の収斂)が出現しており、足元では上昇一服で調整が入ってもおかしくない状況と言える。501.8万円〜517.7万円のエリアには、200日線(501.8万円)、ボリンジャーセンターライン(510.4万円)、一目均衡表転換線(516.5万円)、史上最高値から5月安値の半値戻し水準(517.7万円)が密集しており、目先、相場が続落した場合でも押しは浅いか。





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bitbank Report 2021/08/25/:BTCハッシュレート急反落 相場は「雲のねじれ」を通過










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