BTCは下げ止まるも方向感示せず 直近安値を死守できるか
23日のビットコイン(BTC)対円相場は1,098円(0.02%)安の5,912,936円とほぼ変わらず。前日の下落を受けて安値で拾う動きが見られたが、円高の影響もあって終値でこの日のプラス圏回復にはいたらなかった。
東京市場のこの日の相場は、下降トレンドライン(第2図内紫線)と16日安値の584.2万円を試す展開となるも、安値拾いの買いが入り、対ドルで節目53,000ドル水準で綺麗に反発。その後もNY市場序盤まで自律反発の様相で607万円付近まで値を戻した。
一方、NY市場終盤にかけて相場は反落。ドイツの新たなロックダウンや、イエレン米財務長官のインフラ投資に関わる発言を受けてリスクオフムードが広がり、これがビットコイン相場にも波及した格好だ。また、昨日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「破壊的なインフレ」は起きないとの考えを示したことも、市場が予想するインフレ率(ブレークイーブン・インフレ率、BEI)を抑える切っ掛けとなり、ビットコイン相場に水を差した模様だ。


本日もパウエル議長の議会証言が予定されているが、昨日同様に特段目新しい材料は期待できないか。ただ、今夜から立て続けに米製造業購買担当者景気指数(PMI、24日)、米新規失業保険申請件数(25日)、米個人消費支出(PCEデフレーター)と重要な指標の発表を控えているため、週末にかけてNY市場でのボラティリティ(変動率)上昇には注意したい。
PCEデフレーターはFRBがインフレ指標として重要視していることに加え、雇用関係の指標もインフレと関連するとされることから、指標が上向けばビットコイン相場が切り返す切っ掛けとなると期待される。
ビットコインの対円相場は、終値では16日安値を死守したが、テクニカル的には依然として短期的な下値リスクが警戒され、引き続き16日安値の584.2万円を巡る攻防が目先の焦点となろう。同水準の維持に失敗すれば、一目均衡表の基準線(≒566万円)とボリンジャーバンド-1σ(≒568万円)の密集するエリア、その下は-2σの走る532万円が下値目途としてある。





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bitbank Report 2021/03/24:BTCは下げ止まるも方向感示せず 直近安値を死守できるか







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