BTCは高値レンジ下抜けで下落加速 8万ドルで売り一巡となるか

8日のビットコイン(BTC)円は1318万0939円から取引が始まった。東京時間は1310万円周辺で下げ止まるも、中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇するなか、欧州勢参入後には1300万円近辺まで水準を下げた。米国時間に入ると、米ハイテク株の軟調推移が続いたことで、BTCにも売り圧力が掛かり、ロングの投げを伴って安値1268万3881円まで下げ足を速めた。その後は押し目買いが入り1290万円周辺まで戻したものの、戻りは鈍く、終値は1293万円となり、短期高値レンジの下限となる1298万円を割り込んだ。


本日のBTC相場は、節目の8万ドル(≒1264万円)近辺で売り一巡となるかが焦点となろう。昨日は短期高値レンジの下限を割り込み、一時8万ドル近辺まで下落したものの、その後は下げ幅を縮小している。同水準には心理的節目に加え、日足一目均衡表の基準線やボリンジャーバンドの−2σが密集するほか、オプション市場でも建玉とポジティブガンマが集中しており、相応の下値支持が期待される。一方、7日の米10年債入札に続き、昨日の30年債入札でも底堅い需要が確認され、米長期・超長期金利の上昇には一服感が出ているが、財政懸念の根本的な要因が解消されたわけではなく、足元の金利低下は過熱感の巻き戻しとみるのが自然だろう。BTCについても8月以降の上昇に対する調整の範囲内とみている。尤も、現物ビットコインETFのフローは悪化しており、アウトフローが続けばセンチメントの重石となろう。総じて、本日は8万ドルを支えに売り一巡となる展開を想定する一方、ETFからの資金流出が続く場合には戻りの鈍さにも注意したい。



PDFリンク
bitbank Report 2026/10/09:BTCは高値レンジ下抜けで下落加速 8万ドルで売り一巡となるか













