BTCはロングの投げで急落 8万ドルまで調整深まるか?

10月7日のビットコイン(BTC)円は1355万4670円から取引が始まった。前日の高値トライ失敗により上値の重さが意識されるなか、東京時間の相場はロングの投げを伴って1330万円周辺まで一段安を演じた。欧州勢参入後には、欧州株や米株先物が軟調に推移するなか、BTCにも売り圧力が加わり、米国時間序盤には1311万円まで下落した。その後の米10年債入札は旺盛な需要を集め、長期金利は低下。一方、FOMC議事要旨では年内追加利上げに前向きな姿勢が確認されたものの、会合後の弱いPCEや雇用統計を受けて市場への影響は限定的となり、BTCは1310万円台での揉み合いに転じた。終値は前日比2.76%安の1318万0939円となった。


BTC相場は昨日の下落で節目の8万5000ドル(≒1342万円)を終値ベースで割り込んでおり、先週末の同水準上抜けが結果的にダマシとなったことで、テクニカル面のセンチメント悪化が指摘される。目先では、直近上昇分に対する利益確定に加え、高値圏で積み上がった短期筋のロング損切りも出やすいと見ており、上値の重い展開が見込まれる。一方、相場は足元で短期高値レンジの下限となる8万3000ドル(≒1309万円)を維持しており、同水準で下げ止まることができるかが目先の焦点となろう。8万3000ドルを明確に割り込めば、心理的節目に加え、テクニカル的な節目が密集する8万ドル(≒1263万円)周辺が次の下値目途として意識される。本日はウォラーFRB理事の講演を控えており、同氏がこれまで通りデータ次第で利上げを急がない姿勢を維持し、足元の弱いPCEや雇用統計を踏まえて慎重な経済見通しを示せば、利上げ観測のさらなる後退を通じてBTCの下支えとなる可能性もある。従って、本日はまず8万3000ドルを維持できるかを見極め、同水準を割り込む場合には8万ドル周辺までの値幅調整に警戒したい。

















