BTCは1400万円下抜け失敗 エヌビディアは予想外の好決算

19日のビットコイン(BTC)円は1446万1094円から取引が始まった。東京時間序盤は揉み合うも、中盤からは戻り売りに押され、1400万円まで下落した。終盤にかけては1430万円周辺まで水準を戻すも、海外勢参入後には上げ渋る展開となった。米国時間序盤には、エヌビディアの決算を控え、警戒感から反落し、1400万円を割り込む場面もあったが、エヌビディアが予想を上回る好決算を発表したことで反発。BTCは惜しくもこの日のプラス圏に回復できなかったが、2日連続で1400万円周辺での底堅さを示し、終値は1440万0001円となった。


AI関連企業間での循環取引的な構図が解消されたわけではないが、その構図を支えるGPUの需要が引き続き旺盛だったことで、昨今の懸念が巻き戻る形となっている。一方、10月FOMCの議事要旨では、12月の利下げについて多くの会合参加者が「適切ではない可能性が高い」と認識しており、市場の利下げ期待に一石を投じた。また、米労働省は10月の雇用統計について、月間雇用者数だけを公開するとした上で、11月分のデータと共に12月16日に公表することを発表した。次回のFOMCは12月9日〜10日であることから、会合時点で政府機関閉鎖によるデータ不足問題は解消されないこととなり、12月の金利据え置きがより現実味を増したと言えよう。ただ、目先では本日発表される9月の米雇用統計が注目される。議事要旨では「急激な労働市場の悪化の証拠はない」と記されていたが、データが弱めに出れば、BTC買いの材料となろう。



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bitbank Report 2025/11/20:BTCは1400万円下抜け失敗 エヌビディアは予想外の好決算








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