アルトコイン高に支えられるBTC 明日未明から流れ変わるか?
正月三が日のビットコイン(BTC)対円相場は、210万円台後半でやや荒い値動きとなり、足元、219万円周辺で推移している。今年半減期を控えるライトコイン(LTC)の相場が2日に急伸したことで、BTCも連れ高で220万円にタッチしたが、3日の東京時間から欧州序盤にかけてドル円相場が下に往って来いを演じ、BTC対円も連れて動いた。この日のNY時間に発表されたS&Pグローバルの製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比で減速し(47.7→46.2)、米株先物が下落しBTC相場も連れ安となったが、ドル円相場が今朝方にかけて戻したことで下げ幅を解消している。


年末に引き続き出来高が細る中、BTC相場は米経済と米連邦準備制度理事会(FRB)の政策の先行きを見極めるムードとなり、動意薄となっている。しかし、今夜から明日未明にかけては、米供給管理協会(ISM)の製造業PMI、JOLTs求人件数、それから12月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控えており、金融政策引き締め継続を促す結果が出れば、BTCは年明けから苦境を強いられよう。足元ではLTCを筆頭とするアルトコイン高によりBTC相場も下支えされているが、FOMC議事要旨の内容次第でこうした流れも逆転する可能性があるだろう。



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bitbank Report 2023/01/04:アルトコイン高に支えられるBTC 明日未明から流れ変わるか?







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