FOMC通過で下げに転じたBTC 目先は安値広げるか?
22日のビットコイン対円相場は続落し270万円を割った。東京時間の相場は272万円周辺で揉み合いに終始。ロシアが軍務経験者を対象に部分的動員を発令したことで広範な市場にリスクオフムードが広がったが、BTC相場への影響は限定的だった。海外時間に入ると米連邦公開市場委員会(FOMC)前にポジションを閉じる動きが加速したが、BTCは上昇し280万円台後半に戻すも、イベントを通過すると乱高下の末下落に転じ262万円まで押した。ただ、FOMCの内容は概ね織り込みが進んでいたこともあり、足元では下げ幅を縮小している。


FOMCは市場の予想通り75ベーシスポイント(bp)の利上げを決定し、年末の着地見通しを3.4%から4.4%と大幅に引き上げた。来年の着地見通しは3.8%から4.6%に引き上げられ、利下げが始まるのは早くても2024年になることが示唆された。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、「現在のプロセスが景気後退を引き起こすか、その場合の深刻度も誰にも分からない」と景気後退入りの可能性をはっきりと認め、市場の不安感を誘った。結果的にBTC相場は下げに転じたが、FOMCの結果は想定通りそれほどのサプライズでもなかったと言え、足元の19日安値付近(264万円)が相場のサポートとなりそうだ。










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