急落から急旋回したBTC 中銀ウィークの目玉迫る
19日のビットコイン(BTC)対円相場は、278万円から安値を広げる展開から切り返し小幅に上昇した。イーサリアムのThe Mergeによって分岐したPoW版イーサ(ETHW)がリプレイ攻撃を受けた可能性が浮上し、昨日のBTCは未明から上値の重い展開となると、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒した米株先物の下落に連れ安となり、今月8日ぶりに19,000ドル水準(≒272万円)を割り込み、260万円台中盤まで下げ足を速めた。一方、海外時間に入るとドル指数が反落。それに反応するようにBTC相場は切り返すと、米株の反発も回復を後押しし、19,000ドル水準を回復し俄かに下げ幅を奪回した。


今週は「中銀ウィーク」とも称され、日米英の政策決定会合が控えている。目玉となるのはFOMCの利上げ幅と向こう数年の政策金利の見通しとなっており、そのほかにも利上げサイクルの折り返し地点やターミナルレートについてヒントが出るか注目したい。会合を通過するまでBTCは身動きの取りづらい状態が続こう。昨日のBTC対円日足は長い下ヒゲを付けたが、20,000ドル水準となる286万円周辺が目先のレジスタンスと見ている。ただ、流通するBTCの含み益割合も売られ過ぎ水準の50%に接近しており、足元の相場水準より下では押し目買いが入りやすいと指摘される。













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