630万円台で買い戻しが弱体化、ボラティリティは2022年10月以来の低さ
1月17日
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーターはマイナスの推移が多く、弱気のモメンタムを示しています。
- 昨日のビットコインは0.2%下落し、終値は633.7万円でした。ここまで2日連続で上昇していた相場は、水曜日に上値が重くなり、小幅なマイナスとなりました。短期の移動平均線も僅かに下回り、弱いプライスアクションとなりました。
- オシレーターはほぼ横ばい推移となっています。CCIは中立水準の0近辺で推移。Fisherはマイナス圏で遅行線を下回り、推移しています。長期オシレーターのMACDはプラス圏を維持も、遅行線を下回っています。
- ボラティリティ指数のADX(12)は低い水準となっており、相場のトレンドが弱い状態を示唆しています。
- 今週のビットコインは現在のところ週次で4%ほど上昇していますが、630万円台では上値が重くなっています。相場は動意に欠ける展開となり、ボラティリティは2022年10月以来の低水準となっています。この時はFTXショックが発生し、レンジを下に大きく抜けました。現在の相場はETF承認イベントを終え、買い売り共に材料がない状態となっています。今週は相場の調整局面入りが明確になっていますが、調整後は大きな値動きになりやすいため、買いと売りのポジション共に警戒が必要です。下落方向では引き続き600万年割れに注意です。
- 価格は14EMA(634.0万円)を下回り弱気示唆です。53EMA(608.8万円)は上昇しており、長期トレンドは強気です。一目均衡表の雲は先行スパン1(654.7万円)が先行スパン2(630.9万円)を上回り強気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAのプラスで推移
- 強気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がプラス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Fisher Transformがマイナス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル:MACDがプラス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI(0.06)はプラス圏で推移しており強気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher(-1.1)はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Trigger(-0.9)を下回り、売りシグナルは出ていません。
- 強気バイアス・シグナル : MACD(50973)はプラス圏で推移しており強気示唆です。Signal(85641)を下回り、買いシグナルは出ていません。