米司法省刑事局の幹部、「悪意のないコードの記述は犯罪ではない」としTornado Cash開発者を擁護
米司法省(DOJ)刑事局の幹部マシュー・ゲレオッティは、「悪意のないコードの記述は犯罪ではない」と述べ、ソフトウェア開発者の取り扱いに関する方針転換を示した。この発言は、Tornado Cash開発者ローマン・ストームが未認可送金業運営の共謀罪で有罪となった数週間後に出た。ゲレオッティは、「ソフトウェアが真に分散型で、第三者が資産を管理していない場合、18 U.S.C. 1960条の新たな適用は認めない」と明言した。ただし、犯罪意図がある場合は他の罪に問われ得るという。政権交代に伴い、司法省の暗号資産政策は大きく変化しており、トランプ政権下では刑事手段による規制構築を否定する方針が再確認されている。今回の発言を受け、業界関係者はストームの有罪判決取り下げを求めている。





