FTX創業者SBFの有罪判決に対する控訴審が行われる
FTX創業者サム・バンクマン=フリード(SBF)の有罪判決に対する控訴審が、米連邦第2巡回区控訴裁で行われた。3人の判事はいずれも弁護側の主張に懐疑的な姿勢を示し、新審理が認められる可能性は低いとみられている。弁護人は、カプラン判事が偏見を持ち、SBFの弁護権を制限したと主張したが、裁判官らは「弁護士の助言を受けたと証言できたとしても、無罪評決が出たとは思えない」と指摘。検察側は「資金流用は流動性ではなく健全性の問題であり、被害者が返済を受けても詐欺は成立する」と反論した。裁判所はまだ判断を示していないが、SBFにとって今回が事実上の最後の救済機会とされる。



