S&Pグローバル、ステーブルコインUSDSの発行元であるSky Protocolに対し「B-」の信用格付け
S&Pグローバルは、ステーブルコインUSDSの発行元であるSky Protocolに対し「B-」の信用格付けを付与した。これはステーブルコインシステムへの初の格付けで、中央集権的なガバナンスや預金者の集中、流動性リスクが理由とされた。創業者クリステンセンが9%のガバナンストークンを保有し、投票参加率の低さから実質的に大きな影響力を持つ点も懸念材料とされた。預金の大口集中は流動性リスクを高め、資本比率0.4%や備えの脆弱さも弱点と指摘された。サイバーリスクや規制不確実性も影響しており、今後12カ月で格下げの可能性はあるが、格上げは「極めて可能性が低い」とされた。USDSは現在時価総額79億ドルで、世界4位のステーブルコインとされる。





