米CFTC,暫定議長キャロライン・ファムがトランプ政権の暗号資産政策に基づく対応を開始
米商品先物取引委員会(CFTC)は議長不在が続く中、暫定議長キャロライン・ファムがトランプ政権の暗号資産政策に基づく対応を開始した。ホワイトハウスはブライアン・クインテンツ氏の議長指名を棚上げしており、上院での承認投票は夏季休会によりさらに先送りされている。一方でファムは、政権の暗号資産作業部会の提言を実行するために業界からの意見募集を開始し、60日間のコメント期間を設けた。CFTCは今後、暗号資産取引の大部分を監督する見通しであり、トランプ政権にとっても重要政策の一環とされる。なお、CFTCの5人の委員のうち、ファムと民主党のクリスティン・ジョンソンも退任予定であり、人員不足が懸念される中、SECの「Project Crypto」と並行して「クリプトスプリント」を進める構えだ。