米下院の国防権限法案に中央銀行デジタル通貨(CBDC)に反対する条項が追加
米下院の国防権限法案(NDAA)に、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に反対する条項「Anti-CBDC Surveillance State Act」が追加された。この条項は、下院共和党幹部トム・エマーが単独法案として提出していた内容と同一であり、FRBが個人向けにCBDCを発行することを禁止するもの。CBDCは国家による金融取引の監視手段になり得るとして、共和党を中心に強い懸念がある。エマーは、CBDCが現金の特性を再現しなければ、政府による取引監視や政治的に不都合な活動の抑圧に繋がると主張している。一方で民主党は、この条項が研究開発を阻害するとして反発している。NDAAは国防予算を決定する重要法案であり、上院は9月2日に審議を再開する予定。





