SEC、2026年の重点検査項目で暗号資産に言及せず
米証券取引委員会(SEC)は2026年度の検査優先項目を公表したが、例年あった暗号資産に関する明確な記載が消えた。これは、業界を受容するトランプ大統領の姿勢とも一致する動きである。文書では暗号資産の名指しはないものの、SECは優先項目が「網羅的ではない」と説明した。トランプ政権下で米国の暗号資産業界は拡大し、大統領一家も取引プラットフォームやマイニング、ステーブルコインなどに進出している。アトキンス委員長は、検査は「落とし穴を作る行為であってはならない」と述べた。



