JPMorgan、GENIUS法が成立でステーブルコイン市場は年初来で42%成長
JPMorganの分析によると、米国でGENIUS法が成立したことを背景に、2025年のステーブルコイン市場は年初来で42%成長し、時価総額は約3,000億ドルに到達した。これは暗号資産市場全体の成長率21%を大きく上回る。ステーブルコインは現在、暗号資産全体の約7.5%、米国M2マネーサプライの約1.3%を占めている。最大の恩恵を受けているのはCircleのUSDCで、Q3にかけて時価総額が615億ドルから737億ドルに急増し、市場シェア25.5%へ拡大。これに対しテザー(USDT)のシェアは67.5%から60.4%へ縮小した。新興のEthenaのUSDeも5%シェアを獲得。ドル建てステーブルコイン市場の二強構造に変化が生じ、規制がCircleに追い風となっている。





