米通貨監督庁、暗号資産カストディ銀行Anchorage Digitalへの命令を解除
米通貨監督庁(OCC)は、暗号資産カストディ銀行Anchorage Digitalに対する同意審決を解除した。この命令は2022年、バイデン政権下でマネロン対策やKYC体制の不備を理由に発出されていたが、OCCは今回「銀行の健全性や法令順守状況から継続は不要」と判断した。トランプ政権下ではOCCやFRBが暗号資産への姿勢を転換し、銀行によるカストディ業務容認を含む新たなガイダンスも出されている。Anchorageは米国で唯一の連邦認可暗号銀行として5年近い準備期間を経て規制順守体制を構築してきたとし、今後も業界標準をリードすると表明。他にもPaxos、BitGo、Ripple、Circleが連邦トラスト認可を申請しており、業界全体に追い風が吹いている。





