11月2週の週足
- 先週のビットコイン週足は-26.0%を記録し大陰線となりました。現在は231万円近辺で取引されています。先週の下落により、週足は移動平均線（(8EMA）の279万円を下回りました。
- 週足チャートは6月から続いていた保合い相場を下に抜けてしまいました。下落トレンドラインも継続する形となり、弱気トレンドが再度明確化しました。今週も現在のところ大きな反発はなく、底値を探る展開です。価格は次のサポートラインである、200万円近辺まで下落する可能性が高まっています。
- 先週は、海外大手取引所FTXの破綻をきっかけにビットコインが売られる相場となりました。FTX破綻の余波は業界内に大きなマイナスとして伝わり、他の業者もサービスの停止を余儀なくされる事態に発展しています。今後も破綻の連鎖が続く事が予想され、不安定な相場の継続が濃厚です。
11月16日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り、弱気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがマイナス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、0.9%下落した陰線を記録し、終値は232.4万円でした。
- オシレーター・インジケーターはマイナスで推移しています。CCIは-91で推移し、中立ラインを回復しました。Fisherは本日からゴールデンクロスが発生しています。長期オシレーターのMACDはマイナスで下落しています。
- ボラティリティ指数のADX（38）は高水準で推移し、弱気トレンドの発生を示しています。
- ビットコインの日足は昨日、3日ぶりの陰線を記録しました。昨日まで売られ過ぎの反動で上昇していましたが、再度売られる流れが発生しています。230万円を維持していましたが、現在は安値を探る展開となっています。230万円を割り込む可能性が高まっており、下落に注意が必要です。
価格は短期移動平均線の14EMA（254.5万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（277.8万円）は下落し、長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1（264.7万円）が先行スパン2（267.5万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（−91）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-2.7）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Trigger（-2.7）を下回り、売りシグナルが出ています。。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-167247）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Signal（-105605）を下回り、売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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