Weekly Technical Analysis:週足は2週連続の陽線となるも、依然として安値圏で揉み合う展開

11月4週目の週足

ビットコインの先週の週足は2週連続の陽線となり、230.3万円を記録しました。一方、週足は依然として約2ヶ月間の移動平均線となる24EMA（259.8万円）を下回り推移しています。足元では底堅い値動きも見られますが、まだ安値圏で揉み合う相場となっています。
ビットコインは昨年の年末から続く弱気のトレンドラインを上抜けすることができていません。このトレンドラインが続いている限りは、長期で弱気トレンドが継続していることになります。現在の週足とトレンドラインは大きく乖離しており、上抜けは来年以降に持ち越される見込みです。

ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を上回り、強気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIがプラス圏で推移しており、これをコンファームしています。
日足は、3.4%上昇した陽線を記録し、終値は236.4万円でした。ビットコインは昨日、底堅い値動きとなり2日連続の陽線となりました。約3週間ぶりに移動平均線の上位を回復し、強いプライスアクションが見られました。
オシレーター・インジケーターは上昇傾向です。CCIは76で推移し、プラス圏を回復。Fisherはプラス圏を回復間近です。MACDはマイナス圏で上昇しています。オシレーターは上昇しており、モメンタムの回復を示しています。
ボラティリティ指数のADX（39）は高水準で推移し、弱気トレンドの発生を示しています。
ビットコインの日足では、価格が移動平均線の上位に浮上したことでテクニカルが上向きつつあります。価格はここ2週間の高値圏で推移しており、この価格帯を維持できるか注目です。上昇の反動で戻り売りが予想され、上値が重くなることも予想されます。徐々に底堅さを取り戻してきたビットコインですが、全体的なチャートはまだ弱気であるため今後の値動きを見極めたいところです。