6月11日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り、弱気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがマイナス圏で推移しており、下落のモメンタムをしています。
- 日足は、0.01%下落した陰線を記録し、終値は361.9万円でした。週末の日曜日だった昨日は小幅な値動きとなりましたが、土曜日に2％近く下落しています。日足は足元の安値圏を試す展開となり、かなり弱いプライスアクションとなっています。
- オシレーター・インジケーターは下落傾向です。CCIは-131で推移。Fisherはマイナスで推移し、遅行線を下回っています。長期オシレーターのMACDも、先週マイナス圏に突入しています。
- ボラティリティ指数のADX（20）は足元で上昇し、相場のトレンドが弱気方向に出ていることを示しています。
- ビットコインは週末を通して上値が重い展開となり、買い需要の弱さが目立ちます。週末には長短期の移動平均線がデスクロスしており、テクニカルは弱気に傾いています。週末はアルトコインにも大きな売りが目立ち、相場全体の雰囲気を悪化させました。ビットコインはここ3ヶ月間の安値を試す動きが見られ、安値を下抜けすると320万円台まで下落する可能性があります。週足は2週連続で下落しており、今週も上値が重い展開が予想されます。
価格は短期移動平均線の14EMA（371.3万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（373.4万円）は下落し、長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1（374.1万円）と先行スパン2（379.5万円）を下回り、弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（-131）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-2.1）はプラス圏で推移しており強気示唆です。Trigger（-1.8）を下回り、売りシグナルが出ています。
- 強気バイアス・シグナル : MACD（-31709）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Signal（-14183）を下回り、売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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