11月9日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り、弱気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIとMACDがマイナス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、13.8%下落した陰線を記録し、終値は233.6万円でした。価格は昨日も大きく下落し今年の最安値を更新しました。下落率は一昨日を超え、2日間合計で23%を記録しました。かなり弱い相場展開となっています。
- オシレーター・インジケーターは下落傾向です。CCIは-313まで下落しました。Fisherはマイナスに突入しました。MACDもマイナスで下落が継続しています。オシレーターは急落し、モメンタムの悪化を示しています。
- ボラティリティ指数のADX（29）は上昇し、ボラティリティの発生と下落トレンドの発生を示しています。
- ビットコインの日足は一目瞭然で弱気のチャートになっています。一昨日に続き海外取引所の破綻問題が相場に波及し、大量の売りが継続しています。今年の安値だった260万円近辺でも買い戻しは弱く、安値を割り込むと下値を掘る展開となりました。
- 短期ではオシレーターのCCIもかなり下がり、2日連続で10%を超えて下落も記録し売られすぎ感が出ている相場になっていますが、まだ反発の兆しは見えていません。渦中の海外取引所の今後の見通しも立っていないため、まだ不安定な値動きが続きそうです。短期で底堅さを取り戻すまで買いポジションには注意が必要です。
価格は短期移動平均線の14EMA（289.5万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（290.7万円）は下落し、長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1（272.3万円）が先行スパン2（2.273万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（−313）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-0.2）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Trigger（0.3）を下回り、売りシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-29091）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Signal（30840）を下回り、売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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