11月8日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り、弱気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIとMACDがマイナス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、10.6%下落した陰線を記録し、終値は270.2万円でした。昨日の相場は大荒れとなり、価格の急落が発生しました。日足は一気に雲を下抜け、今年の最安値圏まで下落しました。不安定な値動きとなりました。
- オシレーター・インジケーターは下落傾向です。CCIは-143まで下落。Fisherは本日からマイナスに突入しています。MACDも昨日マイナス圏入りしてしまいました。オシレーターも価格同様に急落し、モメンタムの悪化を示しています。
- ボラティリティ指数のADX（27）は高水準で推移し、ボラティリティの発生を示しています。
- ビットコインの日足は強気チャートから弱気チャートに反転しました。昨日は海外大手取引所の破綻疑惑がSNS上で広がり、相場のファンダメンタルズに大きな変化がありました。これにより相場のモメンタムが悪化し、大量の売りに繋がりました。一方、ビットコインのファンダメンタルズには大きな変化があったわけではないため、現在は売られ過ぎであるとも考えられます。
- ビットコインチャートは弱気に転じたため価格の続落に注意が必要です。しかし260万円近辺のサポートも固いとみられ、今後の下げ止まりからの反発上昇を待ちたいところです。
価格は短期移動平均線の14EMA（298.0万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（292.9万円）は下落し、長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1（291.6万円）が先行スパン2（288.4万円）を上回り強気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル：Fisher Transformがプラス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（−143）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher（0.3）はプラス圏で推移しており強気示唆です。Trigger（0.9）を下回り、買いシグナルは出ていません。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-22190）はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Signal（23491）を下回り、売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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